【記事本文】

建設工事の設計・施工を行うシーキューブ（西山本町1）の安本昌巨代表がこのほど、幸せにつながるマイホーム獲得術を説いた「家づくり幸せづくり絆づくり」（エル書房・税別700円）を出版した。

本書では「家を建てたから幸せになるのではなく、その家で家族が絆を育むことこそが大事。マイホームは幸せのゴールではなく、スタートライン。どんな楽しい生活を始めるために、どんな家を建てるのか」とプロの立場からわかりやすく家づくりの際に必要となる考え方を紹介している。

無計画な住宅建設や家を建てる際に陥りやすい誤解など、著者がこれまで見てきた経験などもふまえ、どのようなステップを踏めば失敗せず本当に幸せな家がつくれるかを解説。後悔しない秘訣を知ってもらうことで、幸せな家族の笑顔の輪が広がってほしいと願う。

マイホーム建築は「一生に一度」と言っても過言ではない一大事のわりには、計画段階で意外に無頓着だったり行き当たりばったりの判断を繰り返したりすることも多く、再考の余地が大きいことに改めて気づかされる。
これからマイホームを建てる人がもちろん、建築済みの人もその家で家族とどのように暮らしていくかを改めて考えてみるためにも、一読の価値がありそうだ。